2007年5月6日日曜日

友人二人と島へ行ってきた。

ある夜、浜で火を焚き夕飯の仕度をしていると、水平線の向こうから夜の闇に真っ赤な月が顔を出していた。今まで見たことのないような大きな月が暗闇の中で鈍い深紅の光をかすかに放ちながらゆっくりと昇っていった。
穏やかな波の音を聞きながら、水平線に浮かぶ真っ赤な月を眺め、満天の星空のもと食べたカレーは最高の味だった。

翌朝、砂浜を歩き続けると、切り立ったがけの下に大きな洞窟があった。入ってみると、中は大きなドームになっていて、海に面してもう一つ口が開いていた。洞窟の中から見る海は、切り取られた一枚の絵のようだった。





山からは海に注ぐ川が流れていて、この沢をずっと登っていくと滝があった。体の潮を洗い流し、川辺で火を焚き炊いたご飯はまた格別の味だった。



ある夜、島の人と宴会となった。島の焼酎を飲みながら、くさやとさんまを焼き、ギターを弾いて歌った。7人のうち、ギターを弾ける者が4人と、過半数を占める宴会は、歌と踊りの止まらない宴会だった。僕らは即興で島の良さを歌い続けた。
...つもりだったが、途中からはよく意味の分からない卑猥な歌に変わっていた。と、記憶している。

島と、出会った全ての人、二人の友人、特にとっても親切な鶴田さん、ツトムさん、モトカズさんに感謝です。どうもありがとうございました。




横浜港へ帰り着き、入った中華料理屋でテーブルに置いてあったジャスミン茶を注ごうと持ち上げた時、無意識のうちに底に砂が付いていないか確かめてしまった。