2007年5月28日月曜日

1兆6千790億分の一日

夕方、日が沈んだ後の空を眺めに屋上に上った。しばらくそこで仰向けになっていた。
雲がいくつかの階層を作って、すごい速さで流れていた。
一番低いところに今にも雨を降らせそうな黒い重たそうな雲、その上に綿あめのような雲、そのまた上にはほうきで掃いたような雲があった。その雲の間を縫うように飛行機が飛んで行った。東の空には月が出ていた。
こんな自然の営みがもう何年続いているんだろう、と考えた。何億年か。そしてこの先も何億年も続いていくんだろう。地球が生まれてから46億年、人類が誕生してから20万年。
僕が生まれてから29年...
そして今日という一日は地球から見たら46億×365分の一、人類から見たら20万×365分の一か。

そんなことを延々と考えていると、仰向けになった僕の顔の上に一粒、また一粒と雨が降り始めたので屋上を降りた。

部屋に戻り、またギターを弾きはじめた。すると、ここ二週間苦労して難渋していた曲が仕上がった。

そのあと晩飯にあじの刺身を頂いた。

いい一日だった。

感謝。