As long as we take the next step.
月曜日に書いたブログの中で、
"It’s not necessary to see entire staircase, as long as you take the next step. (階段のステップを一歩ずつ上っている限り、階段全体を見る必要はない。)"
- Martin Luther King Jr.
と書いたが、今のアメリカの大統領選挙を見ていると本当にそう思う。
民主党の大統領候補として今、ヒラリー・クリントンと共にレースのトップにいるのが黒人候補のバラク・オバマ46歳だ。
42年前の今日、どれだけの人がアメリカ合衆国大統領に黒人がなるかもしれないと真剣に考えただろう。
当時、アメリカの黒人には投票権すらなかった。
しかしキング牧師の言葉通り、彼らは着実に階段を一段ごとのぼり、その歩みを緩めることはなかった。
1965年8月6日、全ての黒人に投票権が認められ、それから黒人の警官が生まれ、そして黒人の議員が選出され、黒人の市長が生まれた。
そして43年目にして、もしかしたら黒人の大統領が生まれるかもしれない、というところまで来た。
道のりの途中には、この言葉を残したキング牧師、もう一人の活動家マルコム・Xは凶弾に倒れ、その他にも数え切れない人たちが犠牲となった。
それでも彼らは歩みを緩めることなく、一歩ずつ着実に進んできた。
たしかに未だに黒人の社会的地位は白人に比べ圧倒的に低い。
けれども、42年前には想像することさえ難しかったような進歩を遂げたことも事実だ。
この事実を見ると、強い信念を持ち、焦ることなく一歩ずつ進めばきっと世界はよくなる、そんなふうに信じられる気がして勇気付けられる。
Nothing is impossible, as long as you keep believing.
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