Ben Harper
Ben Harper.
僕の最も敬愛するミュージシャンです。
その彼のライブに、生まれてはじめて行ってきました。
僕の目の前でベンは演奏していました。その距離、3メートル。
緊張感、情熱、息づかい、すべてが目の前で、とても密度の濃い素晴らしいライブでした。
僕がベン・ハーパーをはじめて聞いたのは、今から8年前、僕が二十歳の時でした。
はじめは、The three of usというスライドギターのインストゥルメンタルの曲を聞き、「なんて美しい曲なんだ」、とひきこまれたのがきっかけでした。
それから、アメリカ留学中、ベン・ハーパーの詩が理解できるようになり、自然と彼の詩の世界に引き込まれていきました。本当の意味でのベンの曲、思いが理解できるようになったのはこの頃です。
その中で忘れられない曲には、Walk Away, Like a King, Forever, I'll rise などがあります。
今回の新曲の中で忘れられない詩は、Better Way.
Reality is sharp. It cuts at me like a knife. Everyone I know is in the fight of their life.
You have a right to your dream. and don't be denied.
I believe in a better way.
(現実は鋭いナイフのように僕を切りつける。それでも、僕が知っている人は皆それぞれの戦いを戦っている。人は自分の夢を持つ権利を持っていて、それは否定されることはない。僕は、もっといい世界があるって信じている。)
今日の会場、Studio Coastのある新木場に着くと、駅の前できょろきょろしている白人のおばさんがいました。Ben Harperと書いてあるTシャツを着ていたので、"Ben Harper? Let's go!"と言って、一緒に会場まで行きました。その道すがら、どこから来たの?と聞くと"California"と言うので、「あぁそう、ベン・ハーパーの故郷だね」っていうと、「そう。彼の息子を教えていたの。」との答え。「教える?」と聞き返すと、「小学校でね、私のクラスに彼の息子がいたの。」というので、「え~~~!!!」ってな感じで、いろいろお話を聞くと、「彼はとてもいい人よ。心が優しくて、感じがよくて。とても素敵な人。一度、クラスのみんなでキャンプに行ったんだけど、ベンも来て、With my own two handsを歌ってくれたわ。」と彼の人となりを垣間見れるエピソードを教えてくれました。
ライブが終わってから彼女がバックステージパスをくれたのですが、何かの手違いで、このパスだけでは入れませんと、入れてくれませんでした。でも、「これから青山のLas Chicasでうちあげやるよ。」と教えてくれたので、大舘ごくつぶしジョニー哲太と二人で青山に向かいました。
まるでストーカーのように、Las Chicasでコロナを飲みながら待っていたのですが、なかなか来ないので、「もう帰ろうか」と店を出たところ、マイクロバスが一台やってきました。「この車だけ見てこっか。」と言い、よく見ると車内にベンさん!
お~~~!!!と思い、車に近寄っていくと、屈強なマネージャーらしきおじさんから、
「Get this motherfucker outta here」とか言われ、それでもめげずに、車から降りてきたところに、話しかけました。
「Thank you so much for tonight!」すると、優しい笑顔で、「oh, thank YOU」と返してくれました。
そこで、彼の息子の先生に会った話などをすると、「え~~!本当に?アンディ来てたの~!?」とか言って、スタッフの手違いで彼女に会えなかったことをしきりに残念がっていました。
もう単なるミーハー、もしくはストーカーと化している僕にとても優しく接してくれ、ベン・ハーパーは本当に普通の人でした。
今日の昼間、家で彼の歌を聴いているときに、ちょうど思っていたんです。「こんなに素敵な歌を歌ってるけど、本人が全くこの歌に矛盾するような人だったらどうしよう。でも、こんな歌はフィクションでは歌えない。きっとベン・ハーパーは人としても素敵な人だ。いや、そうじゃないとこの歌はみんな嘘だ。」って。
それなので、ベンの息子の先生、アンディさんの話や、Las Chicasでのベンとのちょっとした会話を通してベン・ハーパーの素顔を垣間見れたことは、僕にとっては、ライブを見れたことより素敵なことでした。
最後に、サインをもらって、写真も一緒に撮らしてもらった! もうただのミーハーやね、これ。
Thank you so much, Ben!!! We love you very, very, very much!!!!
3 Comments:
よっちゃん、めっちゃウレシそう。顔が若いよ。
私も土曜日、憧れの野田知佑に会って、握手して貰っちゃった。よっちゃんみたいに話はできなかったけど。
憧れの人に会えるのはホント嬉しいよね。
6月 12, 2006
野田さんには何で会ったの?
サイン会か何か?
あの人怖そうだよね。
6月 18, 2006
よっちゃんよかったね。
文章も写真も子供みたいだよ。
かとうも最近すごくいいことがありました。
人生ってスバラシイ although reality cuts me like a knife
6月 21, 2006
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